【コラム】退任のご挨拶-観光産業と読者の皆様のご多幸をお祈りします

  • 2020年7月31日(金)

 突然ですが、当欄をお届けするのはこれが最後となりました。業界、というか世界がこのような状況となり、その影響もあって新しい挑戦をすることに決めた次第です。2007年に入社し、2009年1月に編集長代理に就任して11年半。得たものを色々と数えようとしてもきりがなく、なかでも当欄は2009年7月に書き始めてから11年間のほぼ毎週、我ながらよく続けてこられたものだと思います。

 これまでも何度か書いた気がしますが、最初の頃は知識も経験もなくカラッカラに乾いた布を絞ってバケツいっぱいの水分を絞り出すような思いがし、週末を前に普通は気持ちが上がるはずの金曜日にいつも絶望を感じていました。当時の同僚には金曜日になると他の一切の業務を放棄して負担をかけ、申し訳なかったと思います。

 少しは書けるようになったと思えるようになったのはこの数年で、石の上にも三年という言葉からすると遅すぎるわけですが、まあ仕方ありません。そんな状態で、しかもそれなのに周囲に噛み付くような姿勢を許してくれた会社と読者の皆様には感謝するばかりです。

 読者各位からは、自信を持てるようになる前から感想や応援のお言葉をいただき、本当に励みになりました。ありがとうございます。特に最近はコロナ禍のなかで感想をいただくことが増えており、皆様に個別のお返事を差し上げられなかったこと、そしてご期待に応えられなくなることは心残りです。

 今後については、観光産業に何らかの形で恩返しをしたいと考えています。トラベルビジョンも、多少のリニューアルは可能性ありと聞いていますが、これまで地道に積み重ねてきた皆様からの信頼を無にする選択がなされるはずもなく、滞りなく事業を継続できるよう私も当面の間アドバイザーとして関与していくことが決まっています。

 今年は私にとって40歳になる年で、不惑を目前に道を外れようとしている自分に呆れてしまいそうですが、これもまあ仕方ありません。私の(最近思いついた)座右の銘は「One Step Forward」で、色々と駄目な部分はあるけれども人生を終える時に今日よりは一歩でも成長したと思えるようにしよう、という思いでいます。

 新型コロナウィルスによって世界の観光産業は壊滅的な打撃を受け、未だ回復の道筋もほとんど見えていませんが、本当に言葉では表現できないほど強く、交流の再開と業界の復活、そして読者の皆様のご健康とご多幸を切望しています。これは去りゆく人間の社交辞令ではなく、むしろ先程恩返しをしたいと書いた通り今後もこの業界で食べていきたいと考えているからこそであり、そのために少しでもお役に立てることがあればできる限りのことをしようと思うばかりです。

 ということで色々と書いてきましたが、私の当欄はこれにて閉幕とします。11年超の長い間、ありがとうございました。修行のように毎週書き続けてきたことで最近は習慣化してきており、おそらく来週からの金曜日は書かないことを寂しく感じるでしょう。遠くないうちにどこかで細々と個人の考えを吐露しはじめるだろうと思いますので、その時にはできましたらお付き合いください。

 今後、編集部へのお問い合わせはこちらまたはrelease@travelvision.co.jpに、広告など営業関連のお問い合わせはこちらまたはsales@travelvision.co.jpまでお願いいたします。

 最後に、繰り返しになりますが、トラベルビジョンとも良い関係を維持しながら観光産業の回復と発展に寄与していきたいと考えております。お会いしたことのある方とは再会の、そうでない方とはご挨拶の機会が訪れますことを心より祈念し、本稿を終えたいと思います。(松本)

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